銀河系の果てから太陽の引力に呼ばれて飛んできたアイソン彗星
太陽熱に溶かされ消滅したようです。
長い尾を期待していた天文ファンはがっかりですが
冬の夜空はそんなゲストがいなくても結構楽しめます。
今なら日没後南西の空には美しく輝く金星と三日月
そのあとに上ってくるオリオンの雄姿、おおいぬ座のシリウス
そしておうし座のアルデバラン・・・。
全て格付け一級のスター達、
淀んだ都会の空でも十分楽しめます。
古の地球に生命の素を蒔いたのも彗星だったという説があります。
僕等の命の元が星屑(スターダスト)だと考えるとあの広がる夜空に憧れを感じるのはごく自然な事なのかもしれません。
近年宇宙の謎が少しずつ解き明かされていますが
そんな現代でも夜空が回っているように見えるのは僕だけでしょうか。
紀元前のユリウス・カエサルの時代にもこんな空を眺めながら
365日で天空が一周すると感じ取ったようです。
その後16世紀にグレゴリオスの修正がなされて
現在もそのころとほぼ同様の暦に乗って我々は生きています。
そして今年も様々な事が暦の上を流れ一年の節目を迎えようとしています。
残念ながら笑いより悲しみの方が多かった一年のように思います。
政府や天災のせいにしてしまうのは簡単ですが
何か自分たちにも笑顔の元が作れないかと思う年末です。
大好きなチャーリー・チャップリンのスマイルの一節
Smile, what’s the use of crying ?
You’ll find that life is still worthwhile
If you just smile
では良いクリスマスそして笑顔の新年をお迎えください!
笠井正博